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歯の定期検診のお話

みなさまは定期的に歯医者に通ってご自身の歯をチェックしてもらっていますか?

『歯を悪くしないために予防が大事である』と少しずつ世間のみなさまに認知されてきてるとはいえ、日本ではまだまだお口のメンテナンスに通われる方は欧米に比べ圧倒的に少ないのが現状です。

今日は定期検診、メンテナンスについてブログに書こうと思います。

みなさまが歯科を受診する時ってどのような時でしょうか?
『歯が痛い』『歯がしみる』『咬んだら痛い』『歯茎が腫れた』『詰め物が取れた』『顎が痛い』など、色々なお困りごとがあるから歯科に勇気を出して予約の電話をする方が多いと思います。

悪くなってしまった歯を治そうと頑張って通って、ようやく治療が終わったと思ったら歯医者から『では、◯か月後にまた来てくださいね』と言われたことはございませんか?
歯科医師の立場からこの『◯か月後にまた来てくださいね』の意味をお話させていただきますね。

みなさまにこの先少しでも永くご自身の歯でおいしくお食事を召し上がっていただくためには丈夫で健康な歯や歯茎を維持してもらわなければなりません。
お口の中の病気として代表的なものに『虫歯(う蝕、カリエス)』、『歯周病(歯槽膿漏)』があります。
虫歯は甘いものを頻繁に食べたり、飲んだりすると(ジュースや缶コーヒーを仕事中ちょっとずつ飲むなど)できやすくなります。また、虫歯は一度できると自然に治癒することはないので、痛くなったり、虫歯が大きくなることで歯が欠けてしまったときに異変を自覚して歯医者を受診したときには治療が大掛かりになることも多いです。一方、歯茎が腫れたり、歯がグラグラしてしまう歯周病は日々のブラッシングで充分に磨けていない場所にプラーク(ばい菌の塊)が溜まってしまい、それが唾液の中に含まれるカルシウムなどにより固まり歯石となり、歯石を足場にまたプラークが溜まって、歯石になって・・・と、どんどん歯の回りに異物が溜まってしまうことで歯茎が炎症を起こし、歯周病が進行してしまいます。歯石は硬くなりすぎているのでブラッシングでは除去することができませんので歯医者で専用の器具を使って除去する必要がございます。
 
虫歯も小さいものは症状もなく自覚されることが少ないのでなかなかご自身で気付きにくいと思います。歯周病も少し歯石が付いただけでは自覚症状も少ないので定期的に歯科受診をされないと少しずつ進行してしまいます。
定期検診のメリットは小さい虫歯も小さいうちに発見でき、虫歯が小さいときに治すか、定期検診毎に経過観察を行うかの判断もできますし、歯石はもちろん歯に付着した汚れもきれいに落とすことができます。歯科の定期検診はいわゆる『早期発見・早期治療』につながります。
定期的に歯医者を受診することでお金がかかると思われるかも知れませんが、悪くなってしまってからでは毎週のように何度も歯医者に通わなければならないし、処置も大掛かりになるため治療費も結果的に高くなったり、残念なことに歯を残すことができない場合もあります
 
少し話が変わりますが、多くのみなさまは手と足の指は合わせて20本あると思います。1本くらいならなくなってもいいやと思う方は本当にごく少数だと思います。歯は親知らずを除き28本あります。本来なら28本全て必要な歯なのでこの記事を読んでくださっているみなさまは『1本くらいなくなってもいいや』とは思わないで欲しいと思います。健康診断を定期的に受診することと同じように、歯の定期検診を受診すればより多くの健康な歯を残すことができると考えています。また、歯医者で定期検診を受けている方は、生涯支払う医療費の額が少ないという統計もあることから、お口の健康は身体にもよい影響を与えることがわかっています。
 
私どもの医院の基本理念は『患者さまと心から向き合い、歯科医療を通じ微力ながら地域のみなさまの健康を末永くサポートできる歯科医院となる』です。

最近歯医者に行かれていない方やどこの歯医者に行ったらいいか分からないという方は是非当院へご連絡ください。スタッフ一同みなさまのご来院を心よりお待ちしております。

~神戸市須磨区にある歯医者(JR鷹取駅から徒歩3分)~

こもれび歯科クリニック

院長 医学博士 髙橋 佑輔

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